北海道神宮の六花亭で買える判官さまって?島義勇と岩村通俊と福玉仙吉の話
北海道神宮といえば、北海道でも有名な神社の一つですよね。
同じ敷地内にある、北海道で活躍した人々を祀る開拓神社は歴史好きにはたまらない場所だと勝手に思っています。

念願の北海道神宮&開拓神社にお参りできた!
そのついでに、神宮近くの六花亭でしか食べられない特別なお菓子、判官さまも食べてきました。
- 判官さまを食べた感想
- 判官ってどういう意味?
- 神宮周辺の桜と福玉仙吉の話
- 岩村通俊と円山・北海道神宮の関係
- 北海道神宮以外でも食べられる時期がある
- 北海道神宮/円山公園で見られる判官たち
について、簡単にまとめてみました。
判官さまを食べてみた

手のひらサイズの可愛い判官さま。
神宮内にある六花亭の茶屋のような店舗で、目の前で焼いている実演販売な形でした。

外はバリッと焼かれていて、中はもっちりしたそば粉入りのお餅が。
お餅の中にはふっくら美味しい粒あんが入っています。

もっちもちのお餅があんこによく合う!
焼きたてのお餅って本当に美味しいなあ、なんてしみじみしながら美味しく頂きました。
そば粉が入っていますが、がっつりとそば!な感じではなく、ほんのりおそばの風味がする程度。
北海道神宮以外でも食べられる
判官さまは、円山公園入口ちかくの六花亭の茶屋&近隣の六花亭で買う事が出来ます。
6月の札幌まつりの期間中は、更に食べられる場所が拡大。
6月13日~16日のお祭り期間中、石狩地方&周辺の六花亭で扱われている模様です。
判官ってどういう意味?
判官・・・長官・次官の下にある三番目の役職
島義勇が開拓使の判官として、明治2年に札幌へやって来ました。
現代的に言うと、現場責任者として札幌の街づくりのためにやってきた、という状態です。
現在の札幌の大元になる構想を、島義勇は抱いていました。
彼にちなんで、判官さまのお菓子が誕生したのですね。
北海道神宮・円山公園で触れる歴史
- 北海道神宮の入り口横 島義勇
- 円山公園内の木立にひっそり 岩村通俊
開拓使の判官だった2人の銅像を、それぞれ見る事ができます。
開拓三神を背負った島義勇
北海道神宮の御祭神である三神を背負って、島義勇は明治2年に札幌入りしました。
札幌をすごい街にする事を考えて実行しようとしていたものの、1年も北海道にはいられませんでした。
その後、佐賀の乱で命を落としています。

円山の名づけ親岩村通俊
明治4年に島義勇の次の判官として、札幌にやってきたのが岩村通俊です。
島義勇が町中の仮社殿に安置していた三神を、現在の北海道神宮がある場所に社殿を作り、札幌神社として遷座したのが岩村です。
(昭和39年に札幌神社から北海道神宮と改称されました)
また、岩村通俊は現在の円山公園がある地域を、円山村と名付けた人でもあります。

ちなみに、岩村通俊の銅像は、戦前には大通公園11丁目に軍服姿の銅像が建っていたそうです。
戦時中に供出され、昭和42年の開道百年を機に再建された物が現在の円山公園の木立にひっそり立っています。
円山に置かれたのは、命名した土地であること、そして北海道神宮を現在地に移したことが関係しているのかもしれません。
ただ、島の銅像が日当たりの良い社殿近くに立っているのに対し、岩村のは公園の片隅にひっそり、という状態です。

こんなところにあるの!?
というすみっこ感なので、散策がてら探してみて下さいね。
北海道神宮に桜を植えた福玉仙吉
春の北海道神宮・円山公園といえば桜の名所。
この桜も、島義勇と関係がある存在なのです。
佐賀の乱で命を落とした島義勇を偲んで、福玉仙吉が明治8年に桜の苗木を150本、神社の参道に植えました。
そんな仙吉にならって、他にも桜を植えたり、世話をした人々がいました。
その結果、北海道神宮を含む円山公園は現在のような桜の名所になったと言われています。
植えられているのはエゾヤマザクラ以外に、カスミザクラやミヤマザクラなど、様々な種類の桜です。
この桜を見た東京帝国大学の先生も、その様子に驚いた程だったのだとか。
最後に
北海道神宮近くの六花亭だけで食べられる、特別なお菓子・判官さまを食べてみた感想でした。
島義勇、岩村通俊、そして福玉仙吉——それぞれに開拓期の北海道と深く関わりを持つ人たちが、神宮と円山公園というエリアに今も痕跡を残しています。桜の季節に訪れると、ひときわそんなことを感じさせてくれる場所です。
十勝で誕生した六花亭は、十勝開拓の先駆けとなった晩成社や、北海道の名付け親とも呼ばれる松浦武四郎にちなんだお菓子も販売しています。
歴史に触れながら、美味しいお菓子を楽しんでみてはいかがでしょうか。
