【国勢調査】令和7年北海道の人口→500万人割れ/どれくらい人が減ってるの?【グラフで解説】

okamehan
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2025年10月1日を基準日とした令和7年国勢調査の速報値が、2026年5月に公表されました。

おかめ
おかめ

北海道の人口は498万5,419人ですって

前回(令和2年)から減ったのは23万9,195人、減少率は4.6%

昭和30年以来、70年ぶりに500万人を下回ったということで、SNSでも話題になっています。

「○○市、終わったな」

「北海道オワコンじゃん」

「うちの町は○○より勝ってる!」

など、ネガティブな投稿だったり、勝ち負けな投稿だったり。

おかめ
おかめ

でもこの数字ってどう見たらいいの?

さっぱり何もわからないので、とにかく国勢調査の結果を元に、グラフを色々作ってみました。

グラフはクリックすると拡大して見られるようにしました。

北海道の人口のピークは1995年

まずは国勢調査の結果を元に、ざっくり人口推移のグラフを作ってみました。

北海道の人口は、時代ごとに様々な理由で増えたり減ったりしています。

  • 開拓期には本州からの移住
  • 炭鉱や漁業で人口が集中した時代
  • 戦時中の軍事上の理由

などなど。

ちなみに、1945年には北海道が全国で最も人口の多い都道府県になっています。

おかめ
おかめ

終戦直後の11月調査ってことは、引き揚げや疎開・拓北農兵隊などの農業移住があったからなのかな

その後10年ほど、全国1位や2位の人口数になっているのは、炭鉱などの影響でしょうか。

エネルギー政策の転換によって炭鉱の町は人口を減らしつつ、それでも北海道全体での人口は増えています。

現在は観光、農業、食品産業、自衛隊、半導体産業、外国から引っ越してきた人たちなど様々な要因が北海道の人口数として出ているのだと思います。

北海道14振興局別の人口

じゃあ、北海道の14総合振興局ではどこが一番人口多いの?

というグラフがこちらです↓

おかめ
おかめ

石狩すごっ!!

石狩振興局だけで238.2万人。グラフがずば抜け過ぎてます。

次いで上川(44.5万人)、胆振(35.7万人)、渡島(35万人)、十勝(31.5万人)と続きますが、桁が違いますね。

道内全人口の約半分が石狩に集中、その他13振興局を合計しても約260万人で、石狩とほぼ同じ規模になります。

それでも、石狩振興局だって人が減ってるというのがコチラのグラフです↓

減少率がもっとも小さいのは石狩の0.6%。次いで十勝の5.2%。

全道平均4.6%と比べると、踏みとどまっている。のではないでしょうか。

一方、檜山(14.4%減)と留萌(13.8%減)は5年間で約7人に1人がいなくなった計算になります。



全国と比べると北海道の人口は9位

47都道府県の人口順でいうと、北海道は9位になります。

おかめ
おかめ

でも、石狩でこんなに人口が多いなら、振興局に分けたら何位になるの?

と思って作ってみたのがこちらのグラフです↓

おかめ
おかめ

石狩だけで全国13位!

石狩振興局は全60地域中13位。京都府と宮城県のあいだに入る規模です。

ちなみに、札幌市単体(196.4万人)だと長野県(195.5万人)とほぼ同じになります。びっくりです。

上川以下13振興局は47位・鳥取県(52.4万人)より下に続きます。

ちなみになんでそこまで振興局別を気にするの?って話ですが、振興局一個が県に匹敵するサイズだからです。

県としてみたら何位なの?を知りたかったんです。

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市町村別の人口ランキング

総合振興局で1位、全国では13位の石狩振興局。

じゃあその中でもダントツに人口が多い札幌市ってグラフになるとどうなるの?

がこちらです↓

北海道で人口が多い市町村

おかめ
おかめ

札幌だけで石狩の人口の8割⁉

札幌市(196.4万人)の突出ぶりがとんでもないことになってます。

2位の旭川市(30.6万人)と比べてもその差は歴然。約6倍。

そして、16位の音更町(十勝)は4.2万人で、「町」として道内唯一のトップ20入をしています。

北海道で人口が少ない市町村

たろう
たろう

…逆に少ないランキングはどうなるの?

作ってみました↓

この数字はどう受け止めたらいいんでしょうか…。

音威子府村(599人)、神恵内村(803人)、西興部村(914人)、初山別村(946人)で1,000人を切る村が4つあります。

振興局で言えば、上川・留萌・宗谷・空知・後志の町村が多くなっています。

全179市町村の人口一覧も作ったのですが、長くなりすぎるので別記事にしました↓

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人口が増えた市町村9つ

179市町村のうち、前回(令和2年)から人口が増えたのは9市町村。

市町村名(振興局)令和7年令和2年増加率(%)増加数(人)
占冠村(上川)1,4871,306+13.9%181
南幌町(空知)7,8907,319+7.8%571
ニセコ町(後志)5,3705,074+5.8%296
東川町(上川)8,7268,314+5.0%412
長万部町(渡島)5,3105,109+3.9%201
共和町(後志)5,9895,772+3.8%217
恵庭市(石狩)70,91870,331+0.8%587
仁木町(後志)3,1883,180+0.3%8
千歳市(石狩)98,17797,950+0.2%227
出典:令和7年国勢調査速報値(北海道総合政策部統計課)をもとに作成

占冠村(+13.9%)やニセコ町(+5.8%)はホテルなど、外国の人向けのアレコレでの増加でしょうか。

東川町(+5.0%)は「写真の町」を掲げた移住政策があるそうで。

長万部町(+3.9%)は新幹線延伸による関係?

千歳市は空港やラピダス、恵庭市は札幌のベッドタウンもあるのかもですね。

南幌町、共和町、仁木町が増えた理由も調べたいところですが、今回はグラフを作るのを優先しました。

減少数の大きい10市町村

札幌の人口多い!とびっくりしますが、そんな札幌でも人口が減っています。

国勢調査の結果を元に、令和2年→令和7年で人口が大きく減っている10市町村がこちらです↓

市町村名(振興局)令和7年人口令和2年人口減少数(人)減少率(%)
旭川市(上川)305,701329,306-23,605-7.2%
函館市(渡島)230,498251,084-20,586-8.2%
釧路市(釧路)151,326165,077-13,751-8.3%
小樽市(後志)100,404111,299-10,895-9.8%
札幌市(石狩)1,964,0341,973,395-9,361-0.5%
室蘭市(胆振)74,01982,383-8,364-10.2%
北見市(オホーツク)108,287115,480-7,193-6.2%
岩見沢市(空知)73,00479,306-6,302-7.9%
帯広市(十勝)160,764166,536-5,772-3.5%
苫小牧市(胆振)164,420170,113-5,693-3.3%
出典:令和7年国勢調査速報値(北海道総合政策部統計課)をもとに作成

札幌も数万人単位で人が減っていて、北海道全体では23万人以上。

人口が減るより、増えた方が良いのだろうとは思います。

でも、どういう理由で・どんな形で増えるのがポジティブなんだろう?と思いながら数字を眺めています。

減少率の高い10市町村

減少率が高い10市町村がこちらです↓

市町村名(振興局)令和7年令和2年減少数(人)減少率(%)
夕張市(空知)5,6187,334-1,716-23.4%
中川町(上川)1,2301,528-298-19.5%
月形町(空知)2,9933,691-698-18.9%
積丹町(後志)1,4981,831-333-18.2%
上砂川町(空知)2,3272,841-514-18.1%
歌志内市(空知)2,4512,989-538-18.0%
和寒町(上川)2,6693,192-523-16.4%
福島町(渡島)3,1843,794-610-16.1%
松前町(渡島)5,2636,260-997-15.9%
江差町(檜山)6,2597,428-1,169-15.7%
出典:令和7年国勢調査速報値(北海道総合政策部統計課)をもとに作成

この辺りの数字は、歴史的な産業や地域の成り立ちと関係があるのかな?

と思いました。

なので、歴史も含めて掘り下て調べていきたいと思います。

国勢調査の数字ってなに?

国勢調査は、総務省統計局が5年に1回実施する、日本で最も大きな人口調査です。

2025年(令和7年)の調査では、2025年10月1日時点で日本に住んでいる人を対象に集計されています。

ここでいう「住んでいる人」には、日本国籍の人だけでなく、外国籍で日本に住んでいる人も含まれます。

また、住民票がある場所ではなく、実際に生活している場所で集計されるのが特徴です。

例えば、札幌に住民票があっても東京で暮らしている人は東京の人口として数えられます。

そのため、国勢調査の人口は「その地域にどれだけ人が暮らしているか」を示す数字といえます。

おかめ
おかめ

「北海道出身の人」が何人いるかじゃなくて、「北海道で暮らしている人」が何人いるかなんだね

グラフを色々作ってみて考えた事

まず、北海道の人口推移をみながら、人口って川みたいなものかも、と思いました。

この調査結果の人口数は、その時北海道に住んでいる人達が数字として出ています。

例えば、私は夫婦で帯広在住。未就学児が2人います。

たろう
たろう

札幌から帯広にきたから10年前の調査では札幌-1帯広+1だね

おかめ
おかめ

5年前の国勢調査と比べると、子供が2人増えてる→帯広の人口に+2されてるってことだよね

たろう
たろう

仮に数年後に家族4人で札幌に移住したとしたら、その後の調査では帯広-4、札幌+4になるね

こんな感じで単純に出生や死亡による増減だけでなく、就職や学業、災害で住めなくなったなど様々な理由で人口の増減があるんだろうなと。

国勢調査の結果には、外国から日本に引っ越してきた方々の数字も含まれています。

なので、外国からの移住者数や、年齢層のデータ、産業別のデータなど、そういうものも合わせて理解できたら、数字の持つ意味をもっと多角的に見られるんだろうなと思いました。

帯広が北海道5位の意味

今回の国勢調査の結果で、帯広市は道内5位(16万764人)でした。

おかめ
おかめ

釧路に勝った!とかそういう問題じゃない!!

正直、喜べないなと思います。

少し前まで釧路市の方が人口が多かったんです。

釧路には王子製紙をはじめとした大きな工場があり、漁業・港湾の町として道内屈指の場所でした。

けれど、数年前に王子製紙の工場が閉鎖。その後、帯広の人口が釧路を抜いたという報道に触れた事があります。

帯広が5位になったのは、帯広や近隣の町村の頑張りなどがあったのかもしれません。人口減少率を見れば、平均より下で健闘しています。

それでも、帯広以外の地域で人口減少が進んだ結果の、喜べない5位。

おかめ
おかめ

帯広だっていつごっそり人が減ってもおかしくない

と思わされた結果でした。

北海道は人工的に人口を増やす理由があった土地

今回の人口減少という結果を見ながら、私が思い出したのは、本州から北海道に移住者を増やそうとしてきた試行錯誤の歴史です。

北海道が本格的に開発されはじめたのは江戸時代。

諸外国への懸念があり、その為に北海道を活用し人口を増やさなければならないと考えて幕府も色々してました。

それ以前には流刑地であり、漁業の場であり、資材供給の場となっていました。

軋轢や悲劇も生みながら、各時代の困難を受け止め、北海道は様々な形で使われてきました。

受け止めきれない部分も抱えながら出来上がっているのが、今の北海道だと思っています。

炭鉱、農業、軍事、観光。時代ごとに求められた役割が変わり、人の流れも変わり、その様子が今回の数字として出たのだなと思いました。

歴史の積み重ねの上にある数字なのだな、と。

炭鉱で栄えた町が人口を減らし、空港や観光地のある地域が人を集める。人の流れが変われば、人口の数字に変化を与えるのでしょう。

炭鉱で栄えていた頃は活気があって、それ自体は良いことだったのかもしれません。

でも炭鉱では、落盤事故などで命を落とす危険と隣り合わせでもあって。

悲しい思いをした人たちもいたと思うと、どう受け止めればいいのかなと令和目線では思います。

そして、数字が減っている=「終わった」なのでしょうか。

インフラが整備されず行政サービスが劣化して住みにくくなる、その感覚はわかります。

でも、数字を見ただけで終わったと言い切れるのかは、まだわからないと思っています。

人口が増えた地域を「勝ち組」、減った地域を「負け組」として扱うのは、それもちょっと違うのではないかと感じました。

最後に・これから調べたいこと

国勢調査の数字を色々グラフにしながら、私はこんな事を考えていました。

おかめ
おかめ

じゃあ北海道って、どれくらい人がいたらいいんだろう

どれくらい人がいたら、これなら北海道も安泰だね!と言われるのか。

分からない事だらけなので、データを積み重ねながら、少しずつその答えに近づけたらいいなと思いました。

そして、こんなことを調べていきたいと思いました。

  • 外国人移住者数の推移
  • 年齢層・世代別の人口構成
  • 産業別の就業者数
  • ピーク時(平成7年・569万人)との比較
  • 各地域の人口増減の具体的な要因

人が多い方がいいのか、少ない方がむしろ良いという事もあるのか?と疑問はつきません。

データ出典

  • 令和7年国勢調査速報(北海道総合政策部計画局統計課、令和8年5月29日公表)
  • 令和7年国勢調査人口速報集計(総務省統計局)
  • ※外国籍の住民を含む。

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古川おかめ
古川おかめ
十勝で子育て中の2児の母。
北海道や十勝の歴史、ご飯や雑学を調べてまとめるのが趣味。
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