インデアンカレー大好き!十勝民・おかめ(@okame_0515)です。
私のパートナーであるたろう氏は、札幌出身者で、十勝民とのギャップがある人です。
そんなたろう氏が外食で食べたがるものの一つに、豚丼があります。
という事で2019年、初めて『ぱんちょう』の豚丼を食べました。約30年十勝に住んでますが、本当に初めて行きました。
↑と思っていた私です。
しかし、実際に食べてみるとだからここの豚丼は美味しい!って雑誌などでも有名なんだ!と目からウロコの美味しさだったのです。
- 豚丼を外で食べに行った事が無い十勝民
- 十勝に観光しに行くけど、ぱんちょうの豚丼はどんな感じなの?
- 単に美味しいご飯が食べたい!
という方の参考になる様、ぱんちょうの豚丼がどれだけ美味しかったのか、熱く語っていきたいと思います。
営業時間・注意したいポイント・豚丼の由来などについてご紹介するので、気になってはいる、という方の参考になれば幸いです。
※2019年の記録です。
十勝帯広『ぱんちょう』の豚丼

すんごく後悔しました。
そのくらい、美味しかったんです。なんでこんなに美味しいんだろう?と考えるあまり無言で食べ進めてしまったほどでした。
- 炭火焼で肉を焼いているので食欲をそそる香ばしさがある
- 醤油ベースのタレも香ばしくて甘ったるくない
- お肉がふわっと柔らかく箸でちぎれるほど
- ジューシー感があるのに油っこくない
- 食後に胃もたれ・胸焼けしない
『ぱんちょう』の豚丼の特徴をまとめると以上です。
ぱんちょうの豚丼は炭火焼
ぱんちょうの豚丼は、炭火焼きで豚肉を焼いて作る豚丼となっています。
そのため、食欲をそそる炭火の香ばしい香りがついています。炭火焼の焼肉や焼き鳥が好き!という人には堪らない香りです。
炭火で焼かれているので、余計な脂もしっかり落ちています。
なのに、ジューシーでふっくらしているんです!脂が気にならないので、女性でもあっさりぺろっと丼ぶり一杯食べられちゃうくらいなんですよ。
ぱんちょうの豚丼はお肉がとっても柔らかい

その上、お肉が絶妙に柔らかく焼かれているんです。
どれくらい柔らかいかと言うと、噛み切る前に箸で引っ張ると簡単に千切れてしまうくらいに柔らかくて驚きました。
ぱんちょう以外のお店でも豚丼を食べた事がありあす。
とん田やゆうたく、いっぴんなど、たろう氏が行きたがるので付いて行く事が増えました。
しかし、その時は豚肉が噛み切れなくて困った記憶があるのです。(個人差アリ)
なので、本当にぱんちょうの豚肉の柔らかさにはびっくりしました。
ぱんちょうの豚丼はタレも香ばし美味しい
タレも甘辛いタイプではなく、香ばしい醤油タイプというか、後味に甘ったるさが残らない味わいです。
家の豚丼で食べる香りとは全く異なります。
なので、もしかしたら焦げ臭い、と感じていた方も知るのかも知れないと思いました。
かかっているタレもそこまで多くないので、ご飯がタレでべちゃべちゃになりません。
なので、たれがかかったご飯だけ食べても、あっさり食べられちゃいます。
むしろ、このご飯だけ下さい!とお願いしたくなるほど、香ばしい香りのタレが白米と合わさって美味しかったです。
ぱんちょうの豚丼は肉の量で注文する
ぱんちょうでは、味噌汁などを除き、豚丼しか注文できません。
ご飯の量は同じで、お肉の量が違う豚丼を注文する、という形になっています。

写真はその中でも一番お肉の少ない“松”(2019年時点・850円)なのですが、もっとお肉を多くしても良かったな、と後悔しました。
美味しすぎたので、数日後にすぐまた食べに行ってしまいました。
こちらはちょっぴりグレードの上な梅(2019年時点・1,050円)です。

いや、これでもまだまだ食べられる!と思ってしまったので、今度は一番お肉の量が多い“華”にしようかと思っています。
ぱんちょうの豚丼は胸やけしない
外食の豚丼の場合、私の場合なんですが、半分も食べれば油っこさにやられる時がありました。
しかし、『ぱんちょう』の豚丼にはそれが全く無かったのです。
あるお店の豚丼では胸やけしてしまった事もあって、私が外で豚丼を食べる気になれない理由の一つでした。
ぱんちょうに行くなら
場所
回転は速いお店です。
しかし、混雑していると、30分~1時間は並ばないと中に入れない、という時もあるのだとか。
また、折角だからゴールデンウィークやお盆の時に行こうなんて考えは危険です。
どんだけ並ぶの?ってくらい毎年人が並んでいる状況になっていますから。
地元民は行列を見て、
今年も観光客が並んでるなー、豚丼なのになー、
家で食べれば?と思って不思議がります。
私は年末年始が落ち着いた後の平日のお昼前に行きました。
並ぶ事なくすんなり中に入れました。
入りやすいのは平日ですが、土日祝日に行く場合は、お昼時を外して14~17時頃に行く事でストレス無く入れるかと思います。
営業時間
営業時間 朝11時~夜19時
定休日 第一月曜日と第二火曜日
ぱんちょうの店内は狭い
そのため、お子さんと一緒に行きたい、と考えている場合は、抱っこして連れて行かなくてはなりません。
どうしても小さい子供がいるから店内で食べる事が難しい、という場合は、持ち帰りを注文する、という方法もオススメですよ。
事前に電話注文(0155-22-1974)する事で、お願いできます。
十勝民と豚丼の関係
『豚とひとつ鍋』は関係ない?
十勝を語る上で外せない、依田勉三という人がいます。
イナゴに負けず土地に負けず、十勝を開拓しようとした、ガッツのある人です。
>>依田勉三って誰?
この依田勉三は、『開拓のはじめは豚とひとつ鍋』という言葉を残した人でもあります。
十勝の老舗菓子店・六花亭の銘菓にも『ひとつ鍋』という最中菓子があるくらい、有名な言葉です。
この言葉にかけて、豚とひとつ鍋があればご飯が作れる=豚丼の元になった、という話を聞いた事がありました。
この言葉の意味は諸説ありますが、実際には『飼っている豚と自分達のご飯が一緒だとお酒の席でふざけて詠んだ』という事のようです。
ブタと鍋一つあれば体力の元になるご飯が作れらぁ!
という熱い根性の意味合いとは、またちょっと違っていたんですね。
十勝で豚を育て始めたのは晩成社?
十勝で豚を育て始めたのは、晩成社が最初と考えられています。
まだ開拓が進んでいない当時の十勝帯広でも育てやすく、すぐ大きくなるのでご飯にする事ができました。
牛も馬も、大事な労働力なので、食べる訳にはいきません。
しかし肉を食べて力を付けたい!という事で育てやすい豚を食べる事を選んだと言われています。
十勝で豚丼が生まれた由来
その後、豚肉を簡単に美味しく食べられる方法がないものか。と考える人がいました。
その人は、鰻丼を参考にして、馴染みのある甘辛い味付けにするとどうだろう?と思い付いたのです。
実際に、作ってみると美味しくて、食べやすい!という事で、徐々に家庭にも豚丼が浸透していくようになったと言われています。
この鰻丼を参考に豚丼を作ったのが、『ぱんちょう』の創業者・阿部秀司氏です。
つまり、十勝豚丼の発祥を作った元祖のお店こそが『ぱんちょう』だと言われているんですね。
北海道民は牛より豚を食べる
ちなみに、北海道民はあまり牛肉を食べる文化がありません。
すき焼きの肉も肉じゃがの肉も豚肉です。
ちなみに、帯広市民の給食の思い出は肉じゃがです。
ぱんちょう以外で美味しい豚丼
家で作る豚丼
十勝民は家庭でソラチの豚丼のタレや、ベルの豚丼のタレを使って豚丼を作る事が多いんです。
十勝ならではのお店の味も販売されていますが、主流はこの二つかと思います。
もし、十勝に行って豚丼が食べてみたいけど、行けそうにないな、という方にはタレを買う事をオススメします。使い方はとても簡単です。
- 丼ぶりにご飯を用意する。
- 豚ロース肉(5mmスライス程度)をフライパンで焼く。
- タレを絡めてご飯の上に乗せる。
これだけでご家庭で美味しい豚丼が食べられます。
家庭の豚丼では、玉ねぎスライスを入れたり、豚こまを使って安く済ませる事もあります
ちなみに、親子丼の味付けなどの甘辛いタレがよく合う料理の味付けとしても使えます。
もし豚丼があんまり好きじゃないなって気づいたとしても、応用を効かせやすいのも豚丼のタレの良い所です。
ぱんちょう以外で美味しい豚丼
『びさん』のとろろ豚丼
※美味しくってすぐ食べてしまうので参考になる写真はありません。
家で作るタイプの、炭火焼系ではない豚丼の上に、とろろが乗っているというシンプルな丼ぶりです。
シンプルなんですが、とろろと豚丼のタレの味がよくマッチしていて、とっても美味しかったです。

おなじく『びさん』の豚丼ボールもオススメです。
豚丼のいっぴん
十勝民が使う豚丼のタレはソラチかベルが多いかと思います。
そのソラチが出している豚丼屋さんが、メガドンキホーテの近くに建っているいっぴんです。
炭火焼きな豚丼が楽しめる上、いつものソラチのタレよりも香ばしく甘さ控えめでまた違った美味しさが楽しめました。
ぱんちょうに行く気には中々…という方はいっぴんもオススメですよ。
最後に
- 十勝・帯広ぱんちょうの豚丼はすごく美味しかった
- ぱんちょうに行くなら平日の昼間外した時間帯が無難
- 十勝豚丼の由来
- ぱんちょう以外で食べられる美味しい豚丼
などについて、簡単にまとめてみました。
十勝民にとっては、近すぎて逆に食べに行かない豚丼。
しかし、一度食べに行って見ると、全然違う豚丼の世界が広がっているかもしれませんよ。


