札幌市にある開拓の村は、開拓100年を記念して作られた、北海道における開拓の歴史を見て体験して学べる博物館です。
野幌森林公園の中にあり、迷いながら行ってきました。
- 北海道開拓の歴史が好き!
- 明治大正期の建築が好き!
- 開拓当時の暮らしが知りたい!
- 開拓から今に至るまでの歴史が知りたい!
という時にぴったりな場所となっていました。
お得に入れるポイントや所要時間、バス利用の際に気を付けたい事など私が感じた事を元にまとめてみました。
行くときの注意点
アクセスの注意点
- バスで開拓の村へ行く際は
- 新札幌駅のバスターミナルの
- 北レーン・10番乗り場
- 「新22開拓の村行き」に絶対に乗る
野幌森林公園行き、と書いてあるからとバスに安直に乗るのはやめておきましょう。
私はしくじって、野幌森林公園総合運動公園まで行きました。
開拓の村と総合運動公園は同じ野幌森林公園内にあるものの、入り口が全然異なり、
土地勘の無い旅行者が、公園内から開拓の村を目指すとなるとすごく難しい事になります。
来た道を戻らねば開拓の村に行けません。
私はどのバスに乗れば良いのかは、調べていました。
しかし、野幌森林公園行きと書いてあるバスに乗ってもいいんじゃないか?と安直に考えてしまったのです。
しかし、バスが着いた先は開拓の村ではなく総合運動公園。なんで??と思いました。
バスの運転手さんが困っていた私に声を掛けてくれて、なんとか状況を把握する事ができました。
車で行く際も、野幌森林公園だけを目指さず、開拓の村or北海道博物館を目指すようにしましょう。
開拓の村が怖いという噂
開拓の村は怖いという話を聞いた事があります。
実際、私も小さい頃は怖かったです。
何が怖いって、建物の中のマネキンの存在です。
なんとも言えない無機質な表情で座ってらっしゃる事が多いので、
人形やピエロが苦手な子どもはびっくりします。(実体験)
なので、お子さんと一緒に行く場合、マネキンの存在にはちょっと注意が必要ですね。
特に、夕方などの薄暗くなってきた時は更に怖みが増します。
季節の注意
開拓の村は、森林公園内にあります。
敷地の外は木々が多く、夏から秋にかけては村内に虫も出がちです。
私が行った10月には雪虫のような虫が大量発生していて、服に付着して大変でした。
カバンの溝などにも入りこんでいて、かなり困りました。
その為、夏場は虫がいる事を前提に服を選んだり、虫除けスプレーの準備もしておきましょう。
また、冬は滑り止めのついた防寒靴を履き、防寒対策を整えていくと安心ですよ。
開拓の村基本情報
営業時間
4月 9時~16時30分 毎週月曜日休館
5~9月 9時~17時 無休
10月~3月 9時~16時30分 毎週月曜日休館
時期によって営業時間が異なるので注意が必要ですね。また、最終受付は30分前となっています。
臨時休業などのお知らせについては開拓の村公式サイトを要チェックです。
料金
- おとな 800円 (団体700円)
- 大学生・高校生 600円(団体500円)
- 中学生以下、65才以上の方は無料(年齢確認できるもの持参)
- 年間パスポート 1,500円
- おとな1,200円
- 大学生・高校生700円
- 共通年間パスポート 2,000円
2回以上いく予定の場合は、年間パスポートがお得です。
年間パスや開拓の村のむらびと登録をすると、
食堂などを利用する時、割引してもらえます。
一緒に行く人の入場料金が100円引きになったりするので、とてもお得です。
何度も足を運ぶ気持ちがある、という人は年間パスを買って、むらびと登録(500円)をしておくのもアリですね。
ガイドツアー
4月末~11月頭くらいまで、毎日10時~16時の間でガイドツアーが行われています。
これ以外の時間帯は一週間前に要予約となっています。
また、解説アプリなどの利用もできるので、受付にて申し込んでみましょう。
見どころと所要時間目安
所要時間目安
- ざっくり敷地内を見たい。
- 解説文などはあまり読まなくて良い。
- 建物などを見て雰囲気を味わいたい。
という時は1時間~1時間半程度でぐるっと見て回れるのではないでしょうか。
- 解説文もじっくり読みたい。
- 明治大正時代に浸りたい。
- 敷地内を走る馬車にも乗りたい。
- イベントも楽しみたい!
という時は3~4時間はみておくと、その日の日程が立てやすいのではないでしょうか。
開拓の歴史が勉強できる
開拓使庁舎や旧浦河支庁庁舎、旧開拓使工業局庁舎では、北海道開拓についての歴史がぎゅぎゅっと詰め込まれた展示が楽しめました。
北海道が三県だった時代から、支庁の行政区分の変遷など、北海道についての様々な資料が解説・図解されてるのでとても分かりやすく、楽しかったです。
北海道へ移住してきた日本人には、どんな人々がいたのかなども、知る事ができます。
北海道開拓に尽力したのは、政府の開拓使や監獄の囚人たちだけではありません。一般の入植者も多くいたのです。
地域団体や宗教団体など、北海道に夢と希望を抱いた人々のおかげで北海道の開拓が行われていたのだ、という事がよく分かりました。
屯田兵が暮らしていた家の再現もありました。
中身も見られて、こんな暮らしぶりだったんだ、と身に迫ってくる感じでした。
また、屯田兵が行っていた色んな事業についても実際に使われていた道具などで紹介されていました。
開拓使の麦を使った事業や缶詰事業などなど、ついつい足を止めて資料に見入ってしまうものばかりです。
開拓の村にある建物の中や外など、至るところに資料解説があります。
北海道内にあった新聞社や、産業などの移り変わり、教育についてなど、学べる展示が豊富です。
また、明治大正時代の酪農については、牧場が移って来たのか?という規模で眺める事ができますよ。
広い敷地にたくさんの建物
敷地内は54ha(東京ドーム約11個分)と広く、様々な建物が復元・移築・再現されて建っています。
開拓使の庁舎や交番・売店・理容店・住宅や小学校などなど。
市街地・漁村・山村・農村のエリアで分かれており、それぞれの場所での生活の違いなども知る事ができます。
明治大正時代にタイムスリップしたような気分が味わえました。
明治大正ロマンが好き!という人間には堪りません。
北海道開拓の歴史が好き!という人だけではなく、ノスタルジックが好き!という人にも楽しいかと思います。
映画・寅さんに映り込んでいた交番(旧札幌警察署南一条巡査派出所)もありますよ。中では警官になりきれる帽子や制服も用意されていました。
また、敷地内には開拓の村食堂というレストランもあります。食事や軽食メニューがそろっているのでご飯が食べたい時に利用できます。
また、移動手段として使われていた馬車鉄道(4月中旬~11月)や馬そり(12月中旬~3月の土日祝日)を有料で体験する事もできますよ。
最後に
北海道札幌市にある開拓の村について、料金やアクセス・注意点などについて実体験を元に紹介しました。
お昼ご飯を開拓の村の中で食べると、より明治時代の雰囲気を味わえて楽しいかと思います。
なので、お昼前から行って、昼食を挟んで午後まで見学するプランをオススメしたいと思います。
以上、漫画と歴史が大好き!北海道民・おかめでした。