網走監獄博物館のすぐ近く建っている監獄食堂で、監獄食が楽しめるってご存知ですか?
実際に網走監獄で出されていたメニューの再現、と言いたいところですが、実際はちょっと違います。
と思っている方の旅の参考程度になれば良いな、と思います。
監獄食について
昔の監獄食の再現なのか?
食事内容はかなり質素なご様子です。
お味噌汁と麦飯、数切れのたくあんのご様子でした。
網走監獄博物館内の二見ヶ丘農場では、食事を摂っていた風景の他、ご飯支度の様子なども紹介されています。
現在の網走刑務所で出されているメニューレシピが元。
網走監獄が使われていた当時の食事の再現ではない。
ちなみに、監獄の食事というと臭い飯、とよく聞きますよね。
これは、当時の麦の精製技術が低かったために、独特の臭みが残った麦飯になったのが原因です。
監獄食として食べられるものは、もちろんちゃんと美味しく良い香りのする麦飯となっていました。ご安心下さい。
監獄食・実食感想

こちら私が食べた、監獄食(ホッケ)です。
お皿からはみ出すくらいに立派なホッケには、脂がのっていて美味しい。
麦ご飯もふっくらしていて美味しい。
青菜のお浸しや、ながいものおかか和えも、程よい味付けが美味しい。
監獄食、というネーミングを忘れてしまうと、単に美味しい『ホッケ定食』です。
女性が食べるにはちょうど良いか、小食な方ならやや多いと感じる量でしょうか。
観光の食べ歩きがてら食べる、とするとちょっと多いですね。
麦飯は、ぷりっ、ぷちっとした食感が好き!という人にはかなり美味しく感じられるかと思います。
ちなみに、監獄食はサンマとホッケの二つから選べるようになっていました。
外国からも観光客が多い事がわかるメニュー写真が印象的ですね。
監獄食堂について

場所
営業時間
10時~14時30分 年中無休
食堂自体には予約不可となっています。
10名以上の団体での監獄食体験をしたい時は、お問い合わせ(網走監獄博物館)が必要になります。
カードも使えない食券制なので、事前に現金を用意しておくことをお忘れなく。
また、お昼時しか開いていないので、時間には注意が必要ですね。
監獄食しかないの?

。
わざわざ監獄飯を食べる気にはなれない、という家族と一緒に行っても安心ですよ。
地場産品的なメニューばかりです。
監獄食を食べる、と決めてきた私ですら、他のメニューが気になってしまうくらいでした。
定食や丼物以外にもラーメンなどの麺類もある他、カレーといったお子様にも食べやすいメニューがありました。
注文から食べるまでの流れ
店頭に張り出されているメニュー表を見ながら、食べたいものを選べるようになっています。
券を買った情報がそのまま厨房に送信される仕組みになっているようでした。
カウンターで券を出す、という事はせず、そのまま席に着く事になります。
空いている席に座って、自分たちで水などももってくるスタイルです。
席はカウンター席、テーブル席、お子様でも安心な小上がり席がありましたよ。
食券に書かれている番号が呼び出されたら、カウンターにもらいに行く事になります。
もし、聞き逃しても店内のカウンター近くにあるパネルに呼び出された番号が表示されるようになっています。
なので自分が呼ばれた気がする、と思ったら簡単に確認できるようになっていました。
食べ終わった後は、食器を下げてお店から出る感じです。
最後に
網走監獄博物館で食べられる監獄飯を食べた感想について語ってみました。
我が家は昼時に着いたので、網走監獄博物館の見学前にご飯を食べてから回る事にしました。
もし時間が合うのだったら、博物館内を見学後、感想を語りながら食事を摂る方がじっくり楽しめて良いのでは?なんて思いました。
博物館を見学してみて、あくまで、体験として監獄食を楽しむだけでいたいなあ、としみじみ思いました。
ただ、私は麦飯が大好きなので、監獄食自体はとても美味しく食べる事ができました。家に帰っても麦飯が食べたくて、麦飯を日常の中で炊くようになったくらいです。
網走監獄博物館では、北海道開拓の黎明期に触れる事ができます。
北海道のほの暗い生い立ちを知ると、発展していく北海道の文化・歴史がより愛おしいものに感じられてきます。
ゴールデンカムイの聖地巡礼だけでなく、北海道の歴史自体の勉強にもぴったりですよ。
以上、歴史の勉強が大好きな北海道民・おかめ(@okame_0515)でした。
旅行から帰った後にあれ食べておけば良かった!と思った時にはお取り寄せがオススメです。