2020年の金カムスタンプラリーには十勝もエリアになってました。
2019年のスタンプラリーではエリアに選出されていなかったので、ちょっと意外な気持ちに。
と疑問な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から言うと、
- 杉元一行は十勝っていうか、大雪山系の山を通過
- 大雪山で鹿の中に入って暖をとってた
- 然別湖には大きなイトウがいたという話をしていた
という部分が主で、十勝地方の、人が住んでいる里に下りている様子は描かれていません
強いていうと、百年記念館の中でアマッポなど、作中で登場していたアイヌ民族の道具などを見る事は可能です。
- 帯広百年記念館ってどこにあるの?
- リウカって何?
- 帯広にはいつ行けば丁度良いのかな?
と思っている方、せめてこれだけ言わせて下さい。
百年記念館の近くには、
可愛いタヌキの投稿で話題になったおびひろ動物園
帯広氷まつりを開催するグリーンパークという公園
があります。
そして、十勝帯広にゴールデンカムイスタンプラリー、観光を兼ねて来るなら、冬、それも2月がオススメです。
- おびひろ氷祭りの開催
- しばれフェスティバル
- 然別湖コタンの開村
- 柳月の特別なパフェが楽しめる
- 屋外にはスケートリンク
- 北海道の極寒を味わえる
もっというと、スタンプラリーの対象施設の中には、冬期休業や時期による営業時間の短縮をする場所もあります。
帯広百年記念館は週の休館日や年末年始を除いて通年会館なのでご安心を。
- ゴールデンカムイのどこに十勝が出ていた?
- 十勝ってホントにトカプが由来なの?
- 2月の十勝には一体何があるっていうんだ!
と気になっている方はどうぞ、続きをご覧ください。
ゴールデンカムイに出てくる十勝
単行本5巻・47話アニメ1期10話
- フクジュソウの花を見て喜んでいる杉元&白石
- アシリパさんが「イトウの花」だと教える
- イトウの話になった時に十勝の地名が出てくる
猟師から逃げるために十勝の然別湖を泳いでいたヒグマが、
巨大なイトウ・イワンオンネチェプカムイに食べられたという伝説がある
と語っていたのです。
アニメでもちらっと出てきていました。
単行本10巻92話・アニメ第2期16話
- 網走に向かっている杉元一行
- アシリパを追っている谷垣
- 旭川を避けて網走に向かうなら十勝地方だろうと谷垣が予想を説明している
シーンがあります。
トカプ(アイヌ語でおっぱい)と連呼して、興奮気味のチカパシもいました。
単行本11巻101話
- 大雪山に入って逃げている杉元一行
- 追手の裏をかく事を考える
- 網走ではなく一度釧路へ向かおう
- その為に十勝地方へ下山しよう
- という話をした後、ナキウサギを落とし罠で取る
大雪山はカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と呼ばれ、ヒグマのたくさんいるところ、という意味として説明されていました。
十勝に来るのか!
と興奮しましたが、その後彼らは大雪山を抜けてそのままダイレクトに釧路入りして衝撃を受けた記憶があります。
道東(十勝・オホーツク・釧路・根室)の中で、唯一話が無い地方なんじゃないでしょうか…。
ちなみに、十勝にもかつては十勝監獄という監獄も存在していた歴史があります。
その場所こそが、百年記念館のある緑ヶ丘公園一帯でした。
十勝の由来・トカプ(トカチプ)

チカパシが連呼していたトカプ、トカチプについて、もう少し掘り下げてみたいと思います。
トカップ・トカチプはおっぱいという意味で、十勝地方の名前の由来として認識している十勝民は多いのではないかと思います。
十勝川が乳房のように分かれ、海へそそいでいる事から、トカチプ(トカプ・トカチ)と呼ばれるようになったそうです。
家の入口や窓などから、自分の姿を見せないで、アイヌの人々に食べ物をあげていたコロポックル(コロポクウンクル)がいました。
- 姿を見ようと家の中に強引に引っ張り込まれた事に腹を立てた
- 家の中に引っ張り込まれた後、自分の腕の入れ墨を見られて腹を立てた
- または、コロポックルが自身の住んでいる場所を追い出される事に腹を立てた
など、何らかの事で腹を立てたコロポックルが、
「草木は枯れてしまえ」
「運が悪くなれ」
「短命になってしまえ」
などの恨みを込め「枯れ果てる場所」という意味であるトカップ、トカプチと叫んで姿を消したという説もあるのです。
帯広百年記念館について

ゴールデンカムイスタンプラリー3のスポット、
帯広百年記念館
アイヌ民族文化情報センター・リウカ
について簡単に説明するとこんな感じです。
場所
見どころ
- 十勝開拓の歴史が学べる
- 十勝監獄ゆかりの土地
- 十勝の特産、豆についての展示がアツい
会館時間
- 常時展示室 9時~17時(最終入場16時半)
- リウカ 9時~16時半
- 休館日 展示室・リウカ共通で毎週月曜日(月曜祝日の場合は翌日)・年末年始(12月29日~1月3日)
臨時休業などの情報については帯広百年記念館公式サイトを要チェックです。
料金(団体) | |
大 人 | 380 (300)円 |
高校生 | 190 (150)円 |
65歳以上の十勝管内居住者名 | 190(150)円 |
中学生以下 | 無料 |
お得な帯広百年記念館・おびひろ動物園・児童会館の3館共通チケットを買えば、大人800円で楽しめるようにもなります。
アイヌ民族文化情報センター・リウカ
リウカは百年記念館内にある、無料で入れるアイヌ民族について学習出来る部屋になります。
本などの書籍だけではなく、映像や音声資料も豊富にあり、
実際にアイヌの人々が楽しんでいた遊びなども体験できるようになっています。
帯広百年記念館近隣のスポット

- おびひろ動物園
- 帯広美術館
- 帯広児童会館
- 冬には氷祭りのイベント会場にもなるグリーンパーク公園
があります。
なので、ゴールデンカムイのスタンプラリーだけでなく、
少しは楽しめるんじゃないかと、十勝民は思うのであります。
2月の十勝をオススメする理由
※コロナの影響が2月には落ち着いている事を願いながらまとめてみました。
冬の十勝観光がわや楽しい

例年、このイベントが()の時期に開催されています。
- おびひろ氷まつり(1月末から2月頭の約3日間)
- 陸別しばれフェスティバル(2月頭の約2日間)
- 音更彩凛華(1月末~2月末)
- 鹿追然別湖コタン(1月末~3月末)
などなど十勝の各所で、冬ならではの観光・アクテビティが楽しめるイベントが開催されるのです。
グリーンパーク内や帯広の街中には、屋外スケートリンクも例年登場します。
ゴールデンカムイでは、巨大なイトウがいた、という伝説が紹介されていた湖ですね。
そこに、冬だけに現れる特別な氷の村が作られるのです。
語ると長くなるので、気になる方はコチラ↓をどうぞ。
ちなみに、然別湖の名産はイトウではなく、オショロコマという魚です。
また、鹿追町はなつぞらで山田天陽君のモデルになった、神田日勝の美術館もある町です。
柳月のオーダーメイドパフェ

十勝の老舗お菓子屋さんのひとつ、柳月。
実は帯広には柳月のレストラン・トスカチーナがあります。そして、トスカチーナでだけ楽しめる特別なパフェがあるのです。
また、十勝観光のお土産には、六花亭のお菓子詰め合わせ、十勝日誌がオススメですよ。
十勝開拓の父・依田勉三や北海道命名の父・松浦武四郎について触れられるので、歴史ロマン好きな方にはぴったりかと思います。
>>十勝日誌について
2月の十勝の注意点

- どうしようもなく寒い
- 道が滑りやすい
- 十勝から札幌へ繋がる高速が通行止めになりやすい
高速道路は路面凍結や、事故などで通行止めにたまになります。
そのため、十勝から札幌など道央、道北方面へ車で行くのがちょっと難しかったり、時間がかかる場合もあります。
北海道の道に不慣れな方はタクシーやバス、電車などの公共機関を利用した方が運転のストレス無いので楽なのではないでしょうか。
特に、氷まつりの時期には帯広駅から送迎バスなども出ています。是非、安心安全に冬の十勝を楽しんでもらえれば、と思います。
最後に
ゴールデンカムイでは名前だけ登場していた十勝なので、聖地巡礼として行くのはちょっと難しいかも知れません。
なので、十勝がとっても楽しくなる冬、特に2月の十勝で楽しめる事をご紹介してみました。
北海道のゴールデンカムイ聖地巡礼話&博物館めぐりまとめました↓↓