帯広市民の小中学校で思い出の味と言えば『給食の肉じゃが』だと思っているアラサーです。
愛されているあまり、帯広市役所のレストランで毎月29日に食べられる他、給食の肉じゃがのレシピも公開されています。
と今まで思っていました。
が、ナイタイ高原で大正メークインのフライドポテトを食べた時に肉じゃがに入ってたじゃがいもだ!という感覚になりました。
そして、旬だからという理由で大正メークインを1箱(10㎏)を1,000円で勢いで買う、という暴挙にでました。(我が家は大人2人暮らし)
という気持ちになったので、公開されているレシピを元に思い出の味を再現してみる実験をしてみました。
茹でた大正メークインを冷凍して、素揚げにする
炒めた豚こま肉と一緒に絡む程度の煮汁を片栗粉で固める
そうすると、限りなく思い出の味の給食の肉じゃがに近いものになりました。
折角なので、私の試行錯誤を記録としてまとめてみました。
- 帯広市の給食の肉じゃがってそもそも何だ?
- レシピを元に作っても似て非なるものになる
と思っている方の参考になれば幸いです。
尚、あくまでも、私の思い出(20年前の小学生)の味です。
人によっては、これとはまた違う肉じゃがなんだよ!という方もいる可能性しかありません。
私の記憶も美化・勘違いしている可能性もあります。
思い出の味を求めて肉じゃがを作りまくるってのも、楽しいのでオススメですよ。
帯広市の給食に出る肉じゃが

帯広市給食の絶対王者・肉じゃが
- 肉と芋の汁気がない甘辛い芋料理
- 普通の肉じゃがとかなり違う
- てりてりしてるのは煮汁を片栗粉でとろみつけてるから
- 味のついた芋でご飯食べてる感
むしろ、給食以外の肉じゃがは、汁気の少ない豚汁だと思ってました。
愛されすぎて市役所で食べられる

帯広市役所の食堂・スカイレストランで毎月肉の日の29日(土日祝を除く)で、肉じゃがを楽しめるようになっています。
2020年にはコロナ対策の関係か、提供されていない事もありました。
なので、この日に食べられるか知りたい!という時は事前に問い合わせてみる事をオススメします。
愛されすぎてレシピも公開
帯広市給食センターのホームページでレシピが公開されています。→帯広市給食センター
用意するのも、じゃがいも・豚肉といつも家にある調味料だけなので、とてつもなくシンプルで作りやすいと思えるレシピです。
むしろ、シンプルすぎて再現が難しいというのが難点だと思います。
給食の肉じゃがを家庭で再現する為に

帯広市の給食で出ている肉じゃがの味を家で再現する際、重要なポイントはこの4つです。
公開されているレシピを用意
ざっくり言うと、
- じゃがいもを加熱
- 加熱したじゃがいもを揚げる
- 一口大に切った豚肉を炒める
- 砂糖と醤油と水を加えて軽く煮る
- 揚げたじゃがいもを加えて水溶き片栗粉でとろみをつける
というレシピになっています。
詳細は帯広市給食センターのホームページでご確認下さい。
じゃがいもは大正メークイン

- 思い出の味だと思ったから
- ナイタイ高原で大正メークインのフライドポテトを食べた時、甘くてほっこりして美味しかったから
じゃがいもの種類は豊富すぎるので、色々試して比べてみるのもアリだと思います。
きたあかりとか、ほっかいこがね、マチルダあたりで作るとより甘みが増して美味しいんじゃないかと思います。
レッドムーン、シャドウクイーンなど色味に特徴があるじゃがいもで作ると、ハロウィンっぽくて良いかもですね。
スーパーで買いやすい無難なところはメークイン一択です。
【ふるさと納税】中村農場の美味しいビーツとメークイン 各3kg【1207168】
豚肉は豚ロース薄切りorこま切れ
思い出の中の肉じゃがは、じゃがいも多めのむしろじゃが肉って感じです。
なので、あんまり良い豚肉は使わないで良いと思います。
豚ロース薄切り、こま切れ肉を一口大に切って作るとより給食っぽくなるかと思います。
試しに豚バラ肉で作ってみましたが、豚の味はしっかり出て美味しかったものの、思い出の味とは少し違いました。
煮汁は多くなくて良い

レシピ通りに作ってみても、煮汁が多いと感じる事などもあるかもしれません。
むしろ、煮汁で煮ない肉じゃがです。
煮汁はじゃがいもに軽く吸わせられるくらい、ひたひたにならないくらい、で大丈夫だと。
感覚で言えば、煮てるより絡めてるに近いです。
麻婆豆腐より、酢豚とかホイコーロー程度の潤いみたいな感覚です。
煮汁がありすぎると、片栗粉で固めてもタレまみれになって、素材の味より砂糖醤油の味でご飯食べてる感じになります。
より美味しい肉じゃがにする為に
じゃがいものしたごしらえの際、茹でて冷凍して素揚げにした方がより美味しいと感じた理由をまとめてみました。
茹でるのと電子レンジでチンするのとでは、じゃがいもの甘さ・食感に差が出ます。
より帯広市の給食に出てくる肉じゃがが食べたい!という時にオススメです。
じゃがいもは茹でる

皮を剥いたじゃがいもは、一口大に切って、竹串がすんなり刺さる程度まで茹でる事をオススメしたいです。
ほっくりした食感になり、じゃがいもの甘味が出ます。
電子レンジで柔らかくすると、ねっとりした食感になり、茹でるよりじゃがいものコクみたいなのは弱いと感じました。
じゃがいもは冷凍する
加熱した後のじゃがいもを、さまして水気をよく切ってからバットなどに広げて冷凍しました。
凍ったまま素揚げにすると、茹でるのと電子レンジでチンするのとで、こんな違いが出ました。
茹でて冷凍したじゃがいもを素揚げ

- 詰まった感じのほっくり感
- 揚げた時の”皮っぽさ”が増す
給食の肉じゃがの、いもがほっくりしてて崩れる感じに、フライドポテトの皮や衣の部分のようなカリッとした感じがしました。

電子レンジでチンして冷凍してから素揚げ

- ねっとりにややほっくり感が出る
- いもがぎゅっと詰まってる感じが茹でた時よりも強い
- 甘味、じゃがいもの味は少し抑えられてるかも?

たろう氏いわく、カレーに入ってるじゃがいもみたい。だそうです。
インデアンカレーの野菜ルウに入ってるじゃがいもに近いかも?と思います。
私の写真のセンスが無くて分かりにくいと思うので、ここは是非実際に試して比べてみて欲しいと思います。
じゃがいもを揚げる時の注意
加熱したじゃがいもは、きつね色になるまで素揚げにします。
その際、じゃがいもは冷ましてから揚げる事をオススメしたいです。
茹でるor電子レンジで加熱した後、少し冷まして表面が乾いてから揚げると揚げ時間が短縮できて、外側がサクッとします。
ちなみに、冷凍していたいもを揚げる時は油がかなりハネる場合があります。
一度火を止めたり、油がハネにくい底の深い鍋を使うなど、危険がないように注意する事を強くオススメします。
冷凍のイカ唐揚げか!ってくらいハネます。
最後に
帯広給食の肉じゃがを家で再現するには、
- じゃがいもは大正メークインを使う
- 豚肉は豚ロース薄切りor細切れ
- じゃがいもは一口大に切って茹でる
- 茹でたじゃがいもを冷凍して素揚げにする
- 砂糖・醤油・水の煮汁は絡む程度で良い
- 若干冷めてる方が給食の肉じゃがっぽさが出る
と色々試して思った!という事をまとめてみました。
帯広市の給食を食べた事ないから気になる、あの思い出の味を楽しみたい、という時に注意して作ってみて下さいね。
以上、給食の牛乳は正方形なパックだった時代に小学生だった十勝民・おかめ(@okame_0515)でした。